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黄櫨染の由来と染め方は?太陽で色が変わる美しさ!生地の値段は?

平成が終わり、令和が始まりました。

退位の礼をテレビで見ながら、一抹の寂しさを覚えられた方も多かったのではないでしょうか?

一つの時代の終わり、新しい時代の始まりの時には、何やらノスタルジックな思いに駆られるものですね。

退位の礼。なんとなく見過ごしがちですが、儀式のときに天皇陛下がお召しになられていた衣装。
何度か儀式のときにテレビで見たことのある衣装ですが、独特の高貴な色合いですよね。

あの衣装、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)というそうです。

「あの色、流行るかも^^」と勝手に思い、調べてみました。

 

黄櫨染(こうろぜん)の由来とは?

黄櫨染御袍とは、平安時代以降の日本の天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束の、「黄櫨染」の色の袍のことである。
黄櫨染は櫨の樹皮と蘇芳から染め出される色で、「赤みがかった黄色」や、「黄がかった茶色」等と言われるが、
時代や着用者の年齢等によってかなり幅のある色であったと考えられている。
ウィキペディアより

「黄櫨染」とは色のことなんですね。

この色にはどんな意味があるんでしょうか?

色名の一つ。淡く赤みがかった茶色。ウルシ科ハゼの若芽の煎汁せんじゅうに蘇芳すおうを重ね染めし、酢、灰などを用いて染色した色。

嵯峨天皇(786~842年)以来、天皇が儀式で着用する袍の色と定められ、もっとも厳格な禁色であった。
今上天皇も着用する。

太陽の光をを象徴し、光の当たり具合で色が変化するという非常に複雑で奥の深い染色とされ、染めるたびに少しずつ異なるという。

現代では染色作家たちが取り組み、それに近い色を実現している。

コトバンクより

 

なるほど!太陽の色を象徴している色なんですね!

さすが、太陽神ともいわれる天照大神のご子孫である天皇が代々大事にされてきた色ということに、納得です。

 

黄櫨染の染め方は?

前出のとおり、ウルシ科ハゼの若芽の煎汁せんじゅうに蘇芳すおうを重ね染めし、酢、灰などを用いて染色した色とのことですが、
あまり細かい情報はネットにも出ていないようですね。

明治16年創業の呉服店「石毛呉服店」のホームページには以下のような記載がありました。

黄櫨染(こうろぞめ)

いろには昔からランクがあり、3000年~1200年前には世界の最高位の色は紫色でした」。

聖徳太子が定めた冠位十二階では濃紫色が一番高貴な色と定められました。

しかし嵯峨天皇の時代、弘仁11年(820年)に日本だけ突如最高位の色が変わりました。

それは一般には知られていなかった幻の色です。

以後天皇の着用する服を「黄櫨染位」と定めました。

黄櫨染めは太陽の光に当たると赤味を帯びた色に変わるというものでした。

当時は櫨(はぜ)、蘇芳(すおう)、酢・灰・蒔が使用され染め方は国家機密でもありました。

石毛呉服店

黄櫨染が位の高い色になったのは、嵯峨天皇の時代からなんですね!

それまでは紫が最高位の色だったということで、今でも紫色は高貴な色というイメージがあります。

黄櫨染は一番位の高い色になっても、天皇陛下しか身に付けられない色だったので、一般には紫が最も高貴な色として受け継がれたんでしょうね。

 

黄櫨染は太陽の光で色が変わる美しき生地

https://twitter.com/n_sakuya/status/1091611435963080705?s=20

 

黄櫨染は、太陽の光で色が変わる生地であるということも魅力の一つです。

黄櫨染の着物を着ていたら、室内にいるときと屋外では印象が違うということになるんですね。

どちらも美しいことに変わりはありませんが、美しいだけでなく不思議な生地ですね。

Youtubeで、色の変化を見せている動画がありましたのでURLを貼っておきます。

youtube動画:『本当に色が変わるぞ!「黄櫨染」』

 

市販されている生地の値段は?

以前は禁色(きんじき)と言われ、天皇しか着用することが出来なかった色である黄櫨染。

今では、着物や雛人形に使われているようですね。

 

黄櫨染の着物の値段は?

出典:楽天市場

楽天市場で見つけたこの着物は、お値段28,000円

生地の質にもよるのでしょうが、思ったよりもお安いんですね。

お安いですが、色はなかなかいい感じですね♪

 

 

 

 

まとめ

 

光の当たり具合によって色が変化すると言われる黄櫨染。

恐らく使われる原料や、どれだけ手間暇をかけたかによって、その色合いや価値が大きく変わるんでしょうね。

渋くて、素敵な色ですよね。

この色が似あうようになるには、それなりの人間性と格式が必要なのかもしれません。

そういえば、昔こんな色の着物を金持ちのおばちゃんが来ていたような気がするなぁ(笑)。

 

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